2023年第1四半期、当事務所は、コロナ禍以前に記録した2019年の受注記録の最大件数を更新することができました。これは、皆様のご支援による賜物です。同時に当事務所では、コロナ禍の約3年間、過去最大の困難を乗り越えるために、感染防止対策だけではなく、以下のとおり、積極的な業態変革に取り組みを行いました。
ひとつは、業務フロー全体のデジタル化です。すでに皆様のお手元には、スキャンデータがほとんど存在しないネイティブなデジタルデータで構成された報告書をお届けできているはずです。デジタル化による業務の効率化、省力化、利便性は、ご説明するまでもありません。
ふたつ目は、ワークスタイルの変革です。全職員、全所属アジャスターは、事務所指揮によるディスタンスコントロールのもと、業務の持続性を身につけることができました。奇しくもリモートワーク下において、業務のデジタル化は、非常に親和性の高いものであることも発見できました。このため、情報セキュリティポリシーの見直し実施し、全職員に再教育をしました。
3点目は、コロナ禍であっても、所属アジャスターおよび事務職員の定期増員を敢行し、人材を確保しました。困難な中でも、私たちは組織力の維持・強化を考えました。
本業である損害調査業務についても新分野への取り組みを開始しました。2021年秋、当事務所ではCDRアナリストおよびテクニシャン資格者を育成、損害調査業務へ応用するための研究開発を開始しました。
そんな折、2022年、関東圏において大規模自然災害が多発しましたが、当事務所は、全方向において最大のパフォーマンスを発揮することができました。2022年度決算は、創業以来の過去最大の売上を記録しています。
上記成果をもって、私たちは、コロナ禍の克服を宣言させていただきます。
「禍福は糾える縄の如し」といわれるように、事業を継続する以上、今後もさまざまな困難に直面することがあろうかと思います。それが私たちの想像を絶するものであったとしても、当事務所盤石のチームパワーで乗り越えられるものと信じています。
2023年3月
株式会社八車 越川調査事務所
代表取締役 越川 強志